院内で車椅子を押す女性

構造について

談笑する人々

地面からせり上がる

車椅子のための昇降機の仕組みは、それほど難しいものではありません。
昇降機の上に車椅子を載せ、リモコンのボタンを押すと機械がぐーっとその背を伸ばし、段差の上と高さが同じになったところでとまり、あとはそのまま車椅子をスライドさせるだけで段差を越えることが出来るという作りになっているのです。

昔のSFアニメでよく見た、地面がせり上がってきてロケットの発射台が姿を現すような、そういうイメージをすることも出来るでしょう。何の変哲もない地面が、実は抜群の機能を持つ機械の一部であった、というわけです。
同じように、普段は地面の一部になっていて、スイッチを押すとせり上がる昇降機になるというタイプのものも、あります。

テーブル

車椅子の昇降機というアイテムにおいて、一番大切な部品は何かと言われたら、それは「テーブル」であるということになるでしょう。
「テーブル」といえば、ダイニングにデンと据えてある食卓をイメージする人が多いでしょうが、昇降機においては、それは車椅子がその車輪をのせ、ボタンを押すと上昇するボードのこと。
テーブルは、人をひとり車椅子ごと載せるわけですからある程度の強度を持っていなければならず、安全に上に移動させるために、例えば滑りやすいようなものであってはいけません。

もちろん、テーブルを持ち上げるその下にある構造も大切で、多くの昇降機は、この構造をむき出しにはしていません。四囲からカバーする「カーテン」が巻かれて、埃や砂のようなものから昇降機を守るのです。